昌子ファンの為のREIの掲示板

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歌手・森昌子さんを愛している皆様、楽しい話題をお待ちしてます。どんどん書き込んでくださいね!
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私の好きな森昌子の10曲—第2回 - 彼岸花 秋

2020/06/07 (Sun) 00:35:54

私の好きな森昌子の10曲—第2回

「夕笛の丘」 山口あかり作詞 新井利昌作曲 小杉仁三編曲 1976年

この歌は少し少女趣味かな。テーマも古いしね。
昔から少年少女が恋をするといつも、少年が吹く笛を少女が涙をためてそれに聴き入ったものらしい。

例えば舟木一夫さんの「夕笛」1967
 月の夜をながれる笛に きみ泣くや妻となりても…
あるいは春日八郎の「指笛の歌」1964
 指笛をいつもせがんでその度に 泣いた娘も山越えて山越えて いまは人妻…
そしてこの種のお話しの元祖が明治の詩人・三木露風の「ふるさと」1907
 ふるさとの 小野の木立に 笛の音の うるむ月夜や。
 少女子(おとめご)は 熱きこころに そをば聞き 涙ながしき。
 十歳経ぬ おなじ心に 君泣くや 母となりても。

みんな運命のままに別れわかれになって歳月が過ぎ、昔を偲んで泣いたんですね。それに比べて昌子ちゃんの初恋はなんという幸福感に充ちたものでしょうか。流麗なメロディーに乗って、もう一度笛を聞かせて欲しいとせがんだり、幸せすぎてこわいとのろけてみたり。遠藤先生ではないけれど、いいよいいよ、昌子の好きなように唄えばいいんだよと言ってあげたくなりますよね。
 空いっぱいに好きですと 飛ばしてみたい紙風船
胸いっぱいに広がる幸福感のイメージが巧みに描かれていて素敵です。歌詞全体ではいささか少女趣味なんだけどこの部分は想像力の豊かさを感じます。
ただしこのオリジナル・レコーディングの方はまた声が少し子供っぽくなってしまって、可愛いのはいいんだけど、「あの人の船行っちゃった」で聴かれたどこにも破綻のない完成度の高さが薄れたのがちょっと残念です。それを補って余りあるのが15周年記念リサイタルにおける「夕笛の丘」ですね。

リサイタルも中盤にさしかかって歌唱も絶好調!うっとりするような美しい声がホールに響き渡ります。青色の着物に身を包んだしなやかな立ち姿。前後にゆっくり身体を揺らしながら “よりそう影も絵のようね” と歌うところなど、優美で官能的ですらあります。私はこれを江戸前期の浮世絵師・菱川師宣の「見返り美人図」–添付画像–になぞらえて「昌子の見返り美人」と名づけています。
2014年に入ってテレビの大画面で綺麗な映像を見ることができた「ザ・スター・リバイバル」(BSフジ)における「夕笛の丘」も素敵ですね。声も笑顔もとびっきり可愛らしく、こんなビデオが残されていたことが奇跡的です。
この曲に関する限りオリジナル・レコーディングよりも、後になっての映像付の歌唱に軍配が上がります。何度もなんども視て聴いて、今度は私たちが幸福感に充たされるときです。

昌子さんは若い頃の自身の歌と姿が、今でもファンの胸に幸せ灯りをともし続けていることを分かっているだろうか。

次回予告─「彼岸花」

Re: 私の好きな森昌子の10曲—第2回 - 長州◆*0

2020/07/14 (Tue) 15:06:08

私の好きな森昌子の10曲-第3回目

【信濃路梓川】

作詞 いで はく
作曲 遠藤 実

1) かなかな鳴いてる ひぐらしが
  
   心に染み込む 昼下がり
  
   信濃路 梓川 ひとり旅

   竹かごを 背負ったおばさんが

   日焼けした 顔を

   ほころばせ 話しかける

   ふと浮かぶやさしい あの人の顔

2)  短い夏の日 惜しむよに

    コスモス垣根に もたれてる

    信濃路 梓川 ひとり旅

    笹舟を流して 届くなら

    私にも想い 届けたい

    ひとがひとり

    ふと浮かぶやさしい あの人の顔

3)  緑の風吹く 縁側に

    古びた時計が 刻をうつ

   信濃路 梓川 ひとり旅

   いつの日か ふたりで 来ませんか

   絵葉書に書いて 

   おくります 恋ごころ

   ふと浮かぶやさしい あの人の顔



★この歌を聴くと

 上高地から流れる川

 風景が、浮かびます

 ファンの皆さんで

 バスツアーをしたいですねぇ

 

Re: 私の好きな森昌子の10曲—第2回 - 彼岸花 秋

2020/06/11 (Thu) 18:57:45

訂正とお詫び
下記の長州さんへの返信の中で、「干潟、浜木綿、……」と書きましたが、「日傘、浜木綿、」の間違いでした。したがって例えば熱海でもよかったわけですね。ごめんなさい。お詫びいたします。これはShinanojiさんが個人的なメールで指摘してくださいました。掲示板で間違っているぞと言っていただいてもよかったのですが、公の場であからさまに間違い探しをしないという優しい思いやりのShinanojiさんです。ありがとうございました。
言い訳するようですが、このところ左耳が聴きづらくなってきていたんです。加齢によるものかと思いますが、ヘッドフォンの使い過ぎなのかもしれません。そのために日傘と干潟を間違えてしまいました。以後気を付けます。

Re: 私の好きな森昌子の10曲—第2回 - 彼岸花 秋

2020/06/10 (Wed) 22:20:53

長州さん、返信ありがとうございます。「港のまつり」、いいですねえ。行ってしまった人を2年待つ歌はもう一つ、「別れて二年」という曲がありますが、ひょっとしたら今日帰ってくるかもしれないと毎日紅さして待っている乙女心がいじらしい18歳の昌子さんですね。

それにしてもなぜ熱海、沼津なのでしょうか(笑)。
 干潟、浜木綿、港のまつり
と唄っています。熱海に干潟は出来ないし、沼津なら狩野川の河口に干潟ができて浜木綿も咲いているかもしれませんが。私のイメージでは、もう少し西の方、例えば瀬戸内とか…(笑)。

Re: 私の好きな森昌子の10曲—第2回 Shinanoji

2020/06/10 (Wed) 22:18:57

長州さん、私も「港のまつり」は好きですよ。「忘れたふりするふるさとは・・・」、いい詞です。「夕顔の雨」とともに短編映画ができそうな。港は、富山か能登辺りでは?

Re: Re: 私の好きな森昌子の10曲?第2回 - 長州◆*0

2020/06/10 (Wed) 10:22:14

彼岸花・秋さん

さて、さて、私も夕笛の丘

好きですよ

第2回目

【港のまつり】

2) 祭りが なにより 好きだった

  夜店 風鈴 港のまつり

  やぐら太鼓が 子守唄

  街の暮らしが 合う人じゃない

  待っていますと 繰り返し

  文書く指先 ほろほろ ほろほろ

  震えます


  熱海、沼津 辺りでしょうかね 

Re: 私の好きな森昌子の10曲—第2回 - 彼岸花 秋

2020/06/09 (Tue) 01:22:04

Shinanojiさん、返信ありがとうございます。「夕笛の丘」にはもうひとつ素晴らしい名演があります。1976年9月、5周年記念の歌舞伎座公演での歌唱です。この公演での司会があの久米宏さんだったというのも凄いんですが、歌が素晴らしい。声量たっぷり、伸び伸びと歌っていながらどこにもスキのない力演で感激します。ライブ録音の面白さとはこういうのを言うんでしょうね。

昌子さんのテレビ再放送、見たいですよねえ。でも今のTV界の困惑ぶりをみるとちょっと望みが無いというか。
音楽家たちのスケジュールがみんなめちゃくちゃに狂ってしまって気の毒ですが、この混乱からただ一人だけ無傷で難を逃れたのが昌子さんです。本当にただ一人だけ。なんというタイミングの良さ、運の良さ!おかげでファンも心傷めずに済んだのですね。

Re: 私の好きな森昌子の10曲—第2回 Shinanoji

2020/06/08 (Mon) 16:08:00

彼岸花 秋さんの分析は熱く深いですね。「夕笛の丘」は私も好きですよ。吉村真理の番組だと思われますが、なぜか草刈正雄の大きな写真をバックに照れながらかわいい声で歌っているのをYouTubeで観ました。傍らに、ちあきなおみと岩崎宏美、山口百恵、桜田淳子もいて和気あいあいで。

いただいたBDの「ザ・スター」をまた観直してみました。10周年記念とは言え、スタジオ・リサイタルとも言えるこんな番組をよく作ってくれたものです。10年間の曲をほぼフルコーラスで歌ってくれている超貴重な映像です。20曲以上も演奏するバンドも大変だったでしょう。指揮するダン・池田さんも熱が入っている様子が見て取れます。新型コロナで、テレビ番組を制作する側も大変ですし、観る側としてもどの局もくだらないバラエティーや旅番組ばかりでうんざりしている昨今、昌子さんの特集(再放送)を地上波放送で企画してくれないものかと願っているのですが・・・。

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