懐かしくない 歌手でもない - 久保武雄
2025/06/17 (Tue) 07:34:03
『初夏の雨のむこうに』と『すぐに消えそうな愛なら』を、何回か視聴しました。
中森明菜さんは、森繁久彌さんに言われた【歌は語れ】を座右の銘になさっているみたいです。昌子さんも、美空ひばりさんから、【歌は語るのよ】と話されたのを、深く記銘しておられます。
昌子さんの歌を聴くと、今現在、自分にだけ、話しかけて戴く感じがします。 「彼女に勘違いもある」「そんな事オレ関係ない」と思う時もあります。 しかし、「おためごかし」「胡麻化し」「あしらわれた」感覚とは、絶対に無縁です。
赤の他人の私が 悩みや苦しみのなか、孤独を感じるときに、今現在、自分だけの為に、まごころと思いやりをもって、昌子さんから話しかけてもらえます。
不特定多数の方に、職業として歌う「歌手」ではない。私一人の為に語る、異界よりの使者です。
懐かしのメロディを奏でる懐かしい歌手ではない。永久に、今現在の歌姫だと感じます。
長年のファンの方々の見方は如何に?
純金 磨かれた金剛石 当たり前のもの - 久保武雄
2025/06/18 (Wed) 08:38:13
昔の短い映像で、西城秀樹さんが、昌子さんの『昭和枯れすすき』を、真剣な表情で聴いて下さっているのが拝見出来ます。御子息の木本慎之助さんも、謙虚な方みたいですね。
西城秀樹が、お父様から、「森昌子さんと結婚しなさい。」と強迫(笑)された話を2回書いておられます。最初の文章では、「昌子さんは22歳」、晩年の文章では、「昌子さんはまだ14歳」でした。
私は、①病気の時ではなく健康な時の文章が信用出来る②新鮮な記憶が、晩年のものより確実だ③いくら何でも14歳の人との結婚を、真面目に切り出すまい、と浅知恵を絞りました。
今は、やはり、①病床で亡き父を偲んで書いた文章が正しい②お父様は、「息子の嫁」の前に、「俺の妻」にしたい気持ちが有った、と気付きました。 ジャズしか聴かず演歌には興味が無い方ながら、昌子さんの、歌と人間の真実に魅せられた男には、年齢も歌謡ジャンルも関係ない事でした。
山口百恵西城秀樹のカッコよさにパフォーマンス、桜田淳子郷ひろみの端正な顔立ち、男性より女性は外見で評価されやすい、そんな時代(今でもですね)、昌子さんの評価は、思春期青年期の方の間では非常に低いものでした。
例えれば、桜田淳子郷ひろみは黄金、山口百恵西城秀樹は精巧に彫琢されたダイヤモンド、森昌子は太陽に過ぎません。 当たり前で珍しくない、金に困っても質屋に持っていけない。 若い人に魅力がわからないのも、もっともです。
今、私も人生の午後8時過ぎ、朝日も夕日も見えない。 その、とてつもない美しさを、哀惜の念で慕うしかありません。次郎さんや、西城秀樹さんのお父様みたいに、午前8時の太陽をご覧になられた方々が、羨ましいです。
1対1 - 次郎
2025/06/17 (Tue) 20:50:04
昌子さん最初の大劇場の講演は15歳、中学卒業記念と銘打った国際劇場でのショーでした。詰めれば5000人入ると言われた大劇場が立ち見まで含めて満員、その中で私は一階後方席(すぐ後ろが壁)で見ていました。フィナーレに向かって1曲1曲と進む中、昌子さんの唄に1人心の中に沈み込んで聞き入っていました。会場全体としても、1対5000ではなく1対1が5000組という感じではなかったかと勝手に思っています。